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知らぬは、愛流ちゃんばかり也ってね
それとなく察した2人は、ボクを労ってくれた。持つべきものは、良い友達だねぇ
「もう!3人して何なのよぉ」
「ほらほら、いいから愛流ちゃん。チャイム鳴っちゃうよ」
まだ何か言いたげそうな彼女を押して、席に着かせる
知らなくてもいい事は、無理に知らなくていいのであーる
「クソガキ共~。さっさと座れ、遅刻にすんぞ~」
朝から一発。相変わらずの口の悪さを発揮する、我らのプリティー&キュートな、ロリっ娘でマスコットな先生。
【伊吹 小桃(イブキ コモモ)】せんせい
通称、ももちゃん先生。
「おはよう!ももちゃん!今日も可愛いねっ」
「うるせー伊藤。さっさと座れ。おはよう、委員長」
「起立。礼」
「おはようございます」「はよっす」「オッハー」「Zzz」「チャオっす!」「グッモーニン!ももちゃん」
「お前ら、統一感ねーな。元気でよろしい」
「あは、は。いいんだ」
「いいんだよ、カンナヅキ。先公に元気に挨拶出来りゃ上出来だ」
「さっすが、ももちゃん。良い女」
「ただし、ワタヌキぃ!寝てんじゃねー!」
「うみゅ。バレたか」
チッ。勢いでごまかせ無かったか
とりあえず起きて、ももちゃん先生の“必殺、弾丸チォーク”を、ひょい避ける
そのせいで、ぶべらっ!と奇妙な悲鳴を残し、後ろの席の佐々木くんは沈黙しちゃったけどね
「そのまま起きとけ。HR始めるぞー」
「佐々木くんは?」
「寝かせとけ」
ずるい。ひいきだ!
「ぁあん?」
「何でも無いです。マム」
ああ、今日も何時も通り、平和だ
「これが日常の私達って、どうなのよ」
気にしちゃ負けだよ。委員長
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