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【高校】
俺「白井先生!!それ本当ですか!?」
先生「あぁ、本当だ!!私の車で送るから乗れ!!」
俺「はい!!・・・・・・今度は頑張れよ(ボソッ」
幽霊「あぁ・・・」
先生「今は、何かを必死に探しているらしいんだ・・・だが、その探し物を誰にも言わない・・・」
俺「そうですか・・・」
先生「・・・優介・・・すこし話ていいか?さっきのことで・・・」
俺「え・・・あ、はい」
先生「私にはな、昔姉がいたんだ、姉はいつも強くて私をよくかばってくれた・・・」
俺「あ、はい・・・」
幽霊「・・・」
先生「私はな・・・姉を尊敬してたんだ、なんでもできて、頼もしくて・・・でもそんな姉を私は恨めしかった・・・」
俺「・・・」
先生「そんな時にな、車でキャンプに行ったんだ・・・そこで交通事故にあった・・・父と母は助かり私も助かった・・・だけど姉は私をかばい頭を打って亡くなった・・・」
俺「・・・その亡くなったお姉さんは・・・」
先生「白井 美穂・・・私の姉だ・・・」
俺「・・・先生は何故いま・・・それを俺に?」
先生「私にも見えるからだ・・・お前の横に座っている姉が」
俺「!?」
幽霊「そう・・・見えていたんだよ・・・こいつは、私のことが・・・だからこいつが知らないと言った時、私はあきらめた・・・・・・逃げたんだよ・・・」
先生「声は聞こえない・・・けど、今姉は・・・笑っていないだろう・・・な・・・私は酷いことを・・・したから・・・ごめんね・・・」
幽霊「・・・もう一度体を貸してくれないか・・・次は逃げないから・・・」
俺「あぁ・・・・・・約束、忘れんなよ」
幽霊「・・・ありがとう」
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