ヘクト地方ポール雪原

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目が覚めるとそこは見たこともない雪原だった。 いやいや雪多すぎて場所を知ってても判別つかなそーだ。にしても寒い。夢にしたってこれは酷いイジメだ。 布団の中とのギャップに耐えながら、早く目が覚めろと脳に訴えかけてみる。 明晰夢を見るのは久々で、こういう夢に限って中々起きれないということも重々承知していた。 かといってこのまま凍えることを是とするかと言えばあり得ない。オレはMなんかじゃない。
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