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"順風満帆"
まさに俺の人生にピッタリな言葉だった。
幼い頃から"エリート"と呼ばれ、日本でも有数の超有名私立学校に通った。
卒業後も順調で、会社で働き始めてからも、"優等生"と呼ばれていた。
そんな中、俺は大きな企画を成功させ、会社の躍進につなげた。
誰もが俺を敬った。
部長も上司も部下も…。
社長からも相当気に入れられてるらしくて、俺は社長の書記という役職をいただいた。
もちろん仕事だけじゃなくて、恋の方も順調だった。
婚約者は親父に指定されてしまったけれど…
何度か会ったその人は、結構キレイな人だったと思う。
そんなまさに"順風満帆"な人生に、思わぬ逆風が吹いたのは、次の企画を考えている最中だった。
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