プロローグ①
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ハンモックが風に揺れる。 それに寝転がっている俺も揺れる。 それなりにデカい体が揺れる。 この町で一番体がデカい俺。 腕っぷしも作業場の連中1だ。 ああ、みんな俺より力が下だ。 俺並に強い奴はいないのかな。 そいつと相撲でもとりたい。 しかし、今はいないので。 仕方ない、愛犬ならぬ、愛ゴリラと殴り合いでもするか。 その後は稽古に仕事。
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