10人が本棚に入れています
本棚に追加
「そういうわけで目的地はそこなんです」
「誰に説明しているんですか?」
「気にすんな」
「まちやがれー」
「しつこいな~」
うっそうと繁る草木と整備されてない道が5人の体力を余計に奪っていく。
「ハァハァ、疲れた」
「頑張れ、虎高」
「あ、あそこに洞穴が」
「隠れよう」
5人は速度を上げ
会話をやめ、洞穴の中に身を潜める。
「?」
入り口の近くでハンモックに寝転がる野郎がいたが、大介以外は気付かなかった。
その大介も気には止めなかった。
最初のコメントを投稿しよう!