第1章~鉱山要塞 チグリチア~

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「そういうわけで目的地はそこなんです」 「誰に説明しているんですか?」 「気にすんな」 「まちやがれー」 「しつこいな~」 うっそうと繁る草木と整備されてない道が5人の体力を余計に奪っていく。 「ハァハァ、疲れた」 「頑張れ、虎高」 「あ、あそこに洞穴が」 「隠れよう」 5人は速度を上げ 会話をやめ、洞穴の中に身を潜める。 「?」 入り口の近くでハンモックに寝転がる野郎がいたが、大介以外は気付かなかった。 その大介も気には止めなかった。
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