81人が本棚に入れています
本棚に追加
目を開けて最初に考えたのは、純粋な疑問だった
ここはどこなんだ ......
見渡す限り真っ白いキャンバスの様な空間に立っていたからだ。
「えっと、確か」
最後に覚えている記憶を便りに何があったのかを思い出す。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
秀「ふう、今日も俺の封印された右腕が疼くぜ...... そろそろ魔剣デュランダルを解き放ってもいい頃合いか」
腕を押さえながら歩くのは俺、緑川秀一だ
友人「言ってることはさっぱり理解できないが、とりあえず頭大丈夫か?」
隣で呆れたように話している男は俺が仲良くしてやってる(ここ重要)友人だ
秀「まだお前には新世界の言葉は早かったか......」
友人「分かった分かった。
それよりさっさと帰ろうぜ」
そんな残念なものを見るように見つめられるとゾクゾクするぜ
秀「か、勘違いしないでよね帰り道がたまたまいっしょだからたまたま帰ってあげてるんだから!」
友人「・・・・・・」
俺を置いておくように無言ではや歩きになっていく
秀「すいません俺が悪かったっす、だから置いてかないでぇ」
渾身の涙と鼻水の演技で引き止める
友人A「何か奢ったら許してやらないこともない」
奴はつまら なそうにふんと鼻を鳴らすと、偉そうに言ってきやがった
くそが、下手に出れば調子に乗りやがって思い知らせてやる
秀「いつものでどうだ!」
友人「いいだろう」
交 渉 成 立
バレないように僅かに口角をあげる
秀「じゃあ、ちょっと買ってくる」
そういって数百mほど先にある商店街に向かう。
最初のコメントを投稿しよう!