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人類が誕生する前のこと。
今から何千年も前から神は存在した。
そこには、魂を創り出す神と、それを管理する死神が居た。
神は気まぐれだ。
人間という種族を創るのもただの暇つぶしに過ぎない。
地球という箱庭を創り、そこに人間という人形を置き、動かしその様子を観る。ただそれだけ。
人形には魂を入れ、自由に動けるようにした。魂には神たちが与えた情報がある。
ある者は、巨万の富を得る。
ある者は、極貧な暮らしを強いられる。
ある者は、イジメという理不尽な行いにより自殺する。
ある者は、家庭を持ち、それなりの生活と幸せを得る。
色々な情報が詰まった魂を人間という人形に入れては眺め、飽きれば魂を抜く。
それを管理するのが死神だ。
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