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死神は、神と時を同じくして誕生した。
神の気まぐれで作り出された人間たちの魂を管理するのが死神の役目だ。
神たちが不要と見切った魂は死神により清算され、神へと還される。
しかし、死神たちは神のおかげで存在しているとは微塵も思ってはいない。
死神たちは、魂の管理者であると同時に、死神の楽園を求めている。
神の敷いたレールなど興味はない。ただ神の気まぐれで産まれた人間という種族の魂を扱う、ただそれだけのこと。
劣等感などありはしない。
神は神。死神は死神。
例え、全知全能なる神の支配下だとしても……!
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