希望なんて無い

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「見てミサ!学校だよ!」 本当に奇跡だった、 歩いて意外と近くに学校があったのだ。 しかも、私達が通っている学校。 大理石に張り付いた枯れ木引っ張っただけですぐに剥がれ落ちたので、気付いた。 つまり、エレベーターは家から学校までの距離と変わらないことが分かった。 校門を乗り越え グラウンドを走った そんな記憶が私の頭によぎる。 ただ今、目の前にあるのは枯れ木に包まれた錆びた鉄の門。 グラウンドもただの荒れ地に 哀しくなった 私達は校舎の近くに移動した、 私はすぐに気付いた、 「リナ~!ここからなら学校入れそうだよ~。」 不自然であったが一つの窓に大きな穴が開いていた。
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