4人が本棚に入れています
本棚に追加
「・・・・・・・ッ」
ドアの前でそのまま眠ったのだろうか・・・?
いや、ちがう。
「・・・痛っ!」
首あたりに激痛が走る。。。
「ここ・・・どこ・・・?」
一瞬だれかに連れ去られたのだろうか。と、考えた。
だけど、辺りを見回すと電話ボックス程度のスペースしかない。
よく見ると、ここはエレベーターらしい。
「・・・よかった」
立ち上がると鏡に自分の首筋が見える、黒い打撲跡があった。
気を失ったときにでも首を強く打ったのだろう、
私はいい方向へと考えた。
とりあえず落ち着いて外の空気が吸いたい・・・。
F1のボタンを押すと、ワイヤーがきしむ音と共に、降りてった。
「イッカイデス。」
女性の声が上のスピーカーから聞こえた、と同時に扉が開いた。
・・・・そこには私の知っている世界は存在しなかった。
最初のコメントを投稿しよう!