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「なッ!ちょッ!どこがド天然なのよ!?」
「え?自覚ないの?やっぱ天然ね~。
『イケメンさん』って、『さん』付けまでして、イケメン本人を呼ぶ奴なんか、どー考えてもド天然でしょーが」
千夏が呆れ顔で私を指さした。
うッ…悔しい…。
そんなたわいない会話を千夏と繰り広げてたら、あっという間に1次会のお開きの時間になった。
結局、打ち解けるどころか、崎村さんの『お気に入り』発言で敬遠されたのか、千夏としか喋れていない。
はあ~
スタートから不安だよ。
どこが花のサークルライフだよ。
イケメン崎村さんは何を考えてるかわかんないし、女性陣にはどうも快く迎えられてないようだし…
なーんか、もう面倒くさいから辞めちゃおうかな~。
そんなことを考えながら、店の玄関を出た。
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