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「よく出来ました」
「ひゃぅッ!!」
か、噛んだッ!
耳たぶ噛んだ!!
私はガクンと腰砕けになり、ズルズルとへたれ込んだ。
「フフッ…敏感だな、文香。
刺激が強すぎた?」
「ーーッ!!」
座りこんで何も言えない私に、崎村さんは中腰になって、さらに追い撃ちをかけるように話を続ける。
「明日来ないとお仕置きだよ。
わかった?ほら『はい』は?」
腰砕けで逃げる術がない私は、抵抗する気力を失い
「…はい」
と素直に答えた。
もう…ムリ…
この人、イケメンを被った悪魔だわ…
逆らえない…
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