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たくさん食べてね、
と母が料理を運んできた。
決して楽ではない生活の中で欠かすことなく出てくる食事。
前は父のおかげ、今は母のおかげ。
私はこの家で、この家族のために何かしただろうか。
これを毎日するために母はどれだけ身を粉にして働いているのだろうか。
そういえば、一年前から私は母の食事風景を見たことがない。
それじゃあ行ってくるから、
と夜のパートの仕事に向かう母に、
私もバイトしようか?
と言ってみた。
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