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暗い洞窟…
そこを
走り抜けて行く自分
そして、洞窟を抜けると
針葉樹に囲まれた集落があった。
またそこに向かって駆けて行く自分…
俺の夢はそこで終わった。
そして、なぜだかその村が尾井竹村だと俺は確信した。
保証などない、ただ直感がそういっていた。
その後
俺は、その村を探すことにした。
夢の中で尾井竹村は、針葉樹が周りにあった。
針葉樹と言えば、寒い気候にある木である。
また、あの洞窟、あの風景から想像すると1800㍍級の山に囲まれた盆地であると推測できる。
俺は、また図書館でさっきの条件に当てはまる場所を探しに行った。図書館に着くと
図書館の雰囲気に合わない雰囲気を持つ人がいた。
その人は俺を見つけると飛び付いてきた。
そして、その人は図書館の空気に関係なく大声で叫んだ。
「慶ちゃん発見!」
俺は、周りを気にして
そいつを図書館から引っ張りだした。図書館から出て、俺は言った。
「なんで、和葉がここにいんだよ!!」
和葉は震えた声で言う。
「だって慶ちゃんが学校に来ないし…家に行ってもいないし…メールしても返事返してくれないから、心配で…そしたら友達が図書館の近くで慶ちゃんを見たっていうから…」
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