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はるちゃんのお陰で
ようやく夫婦水入らずの時間ができた。
僕「乱ちゃん。色々迷惑かけて、その上怪我までさせて、本当にごめん。」
乱「もう済んだ事よ。謝らなくていいから。」
僕「僕は、どうしてこんなに考えなしなんだろう。自分で自分が嫌になった。」
乱「でもね。そこがまんすけの良い所でもあるの。だからあんまり落ち込まないで。今回は相手が悪かっただけよ。」
僕「もう二度と、関わらないから。」
乱「まんすけの気持ちは、伝わったみたいよ。」
僕「………まさかまた、電話が来たのか?」
乱「すーぐ怒るんだから。怒りん坊には教えない。」
僕「だって一生関わりを持たないって約束したんだぞ?何でこんなに早く破るんだよっ!甘く見てるからだろっ?」
乱「そうじゃないの。手紙を貰ったのよ、謝罪の手紙。」
乱ちゃんはバッグから
一通の手紙を取り出して
僕に読むようにと、言った。
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