嵐 Ⅱ

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最後に半ちゃんに電話した。 とばっちりで 夢屋の親父さんに 怒鳴られていたから その詫びも含め報告。 半「つまんない!」 僕「は?」 半「つまんないったら、つまんない!」 なに、駄々こねてんです? 子供じゃあるまいし。 半「俺の活躍ないじゃん!つまんねえ。」 僕「そこ?」 半「おうよ!乱ちゃんによ『半様、ありがとう。お礼にいつでも家出して来て』って、言わせたかったのによ。」 ありがとうは言うだろうが 他の言葉は決して言わない。 乱ちゃん検定師範にしては 甘いよ、半ちゃん。 僕「ま、どうもありがとう。」 半「あのよ。乱ちゃんに、ちょっと話広げてよ、俺の活躍場面、語っておいてくんねえか?」 嫌です!!!
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