嵐 Ⅱ

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乱ちゃん宛に手紙が来た事は 一応弁護士に報告した。 乱ちゃんは気にしていないが 僕は裏があるんじゃないかと気になる。 相手が更に何かしてきた場合を想定して 弁護士にも知らせておくべきだと考えた。 弁「どうします?これだけでも動けますが。」 僕「様子見で、お願いします。妻が全く気にしていないので、事を荒立てるのもどうかと思うんです。」 弁「小夜子さんらしいですね。彼女の考えだと、この世から悪人がいなくなります。」 さすがライバル。 分かってらっしゃる。 乱ちゃんのファンは 皆、そうだ。 まず彼女を理解しようとする所から スタートする。 特殊な例外は 夢屋の親父さん位。 親父さんと乱ちゃんに 言葉はいらない。
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