祖父が死ぬらしい
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誓いを立てた。 二秒で破った。 僕はゴミ箱の中から薄荷入りタバコのパッケージを拾い上げ、残っていた最後の一本を取り出しテーブルの上に置いた。 空になった銀色の箱は再びゴミ箱の中に投げ捨てられた。 なんとなく物足りなくて、僕はゴミ箱の中に手を突っ込んでその箱を握りつぶした。 箱を包んでいた透明のプラスチックフィルムが、尖った歯を持った昆虫のようにキシシと鳴いた。
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