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毬音はこの時に大きな勘違いをする事になる。
「……本人がそう言うならば……無理はほどほどにした方が良いですよ」
「うん!ありがとうね毬音」
必死に笑顔で振る舞う由衣だった。
毬音もなにかを察したのかあえて不自然に話を終わらせたのだった。
しかし……
今日の由衣は明らかに顔色が悪かった。
そしてついに
バタン
気を失って倒れたのである。
「由衣先輩!!??」
**
「……ここは?」
由衣が気付いた時にはベッドの上だった。
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