2004年3月

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「少しは優馬先輩も女の子の気持ちわかって来たみたいですね。明日卒業なのに心配でしたよ。では私はもう帰りますね、後はお2人でごゆっくり」 と言って止める暇もなく毬音は出て行くのだった。 「おいおい!待てよ。どういう意味だよ!?」 と必死に呼び止めようとしたが無駄だった。 ちょっとしたすれ違い もしあの時に保健室に先生がいたら 毬音ではなく同級生が付き添っていたら 2つのifが生んだ結果なのかもしれない。
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