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「お父さんー!
お父さん!コウが………コウがー!」
私は、父親に抱き着き泣いた。
「どうしたんだ?何かあったのか?
落ち着いて、話してごらん。」
私は、グスグスと泣きながら
「コウが………コウが………し、死んじゃったのーー!!」
お父さんは、ワンワンと泣く私の肩を抱き
「仕方無いんだよ。
運命には逆らえない。埋めてあげよう。」
と言った。
でも、私は
「嫌!!
嫌だ!埋めたらコウに一生、会えないじゃない!羽を撫でる事も話かける事も、2度と出来ないじゃない!!
写真だけなんて、私は嫌!
お父さん!お願い!コウを剥製にしてよ!!」
と、言い放った。
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