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「君は、確か……。
履歴書に剥製師の資格を持っていると書いてあったね?」
剥製師なんて資格があるか知らないけど、確か師範はあったような……趣味として書いたのかな?覚えてないなぁ~。
まぁいいや。
「はい。」
上司は机に肘を付くと、苦虫を潰したような表情で話し始めた。
「実は………。
うちの孫がね、兎を飼って居て今朝、死んでしまったんだよ。」
「それは、お気の毒でした。」
他に、何て言って良いか思い付かなかった。
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