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奏)「ありがとう。スゲー嬉しい」
奏くんは満面の笑みで受け取ってくれた
午前中の授業は終了
お昼ご飯は、屋上の隅っこで奏くんと静かにランチ
唯一の幸せの時間
空)「あの、聞きたかったんだけど」
奏)「なに?」
タコさんウインナを箸で取りながら首を傾げる
空)「なんで、本に手紙を?」
ずっと、不思議でたまらなかった
奏)「ずっと、話したくってさ。でも勇気がないから空ちゃんの好きな本に手紙を渡したら少しは何か掴めると思ったんだ。名前を伏せたのも自身がなかったから」
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