高宮さんあらわる

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ザー 外に出るといまだ雨は降り続いていた この美容室は2Fにある為みんな階段を降りて帰るようになっている 階段から外になるためみんな傘をさして階段を降りていく 「ちさろ、あんまり気にするなよ」 階段を降りながらちさろの肩をぽんとたたきながら井村が言った 「は、はい・・・」 ちさろは力なく答えた それもそうだろう、たった30分前に自分の首を絞められたのだから・・・ 生きていたからよかったようなものだけど 首の辺りがチクチクするように感じた ちさろは首の辺りを擦りながらふと階段の上を見た ??
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