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よく見ると高宮さんは何かを抱いている・・・
・・・
抱いているというよりも何か、握り締めているようにそれを持っていた・・・
目は釘でできていて全身は・・・茶色い筋のような・・・・
ワラだ!!
そう
ジェシカとはワラ人形だったのだ
高宮さんはその人形に不気味な微笑みを向けている
「そう、絶死華(ジェシカ)もそう思う?」
微笑みはニンマリと笑顔に変わった
「やっぱり、さよならしたほうがいいわよね」
高宮さんはそういうとそっと後ろの方を見た・・・
いつの間にか月明かりがでて部屋のあちこちに薄く光が差し込んでいた
一面の壁にはワラ人形がたくさん打ち込まれている
あちこちに血も飛び散っている
「さっそく始めましょう」
「この、呪い部屋で!!」
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