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次の瞬間、
「小娘ぇ!!」
そう怒鳴ると高宮さんはちさろの首を締め出した!!
まるで腕が伸びたように見えた
いや伸びたのかもしれない・・
そのくらい早く、誰もその動きを阻止することはできなかった
「私じゃないって言ってるじゃない・・ しつこい子だねぇ・・・」
高宮さんの声は振るえていて手に力が入っているのが伝わってくる
ギリギリッ
首を絞める音が不気味に響きわたる
「やめろ!!高宮!!ストップ ストップだ!!」
井村が後ろから高宮さんを羽交い絞めにして止めた
「ゴホッ ゴホッ」
ちさろはその場に倒れこんで咳き込んでいる
高宮さんは井村に抑えられながらもちさろを睨みながら「コー コー」っと息を切らしていた・・・
「キレすぎじゃね?引くわー ちさろ、大丈夫??」
根岸がちさろに歩み寄りそっと背中を擦りながら言った
「は、はい」
真っ青な顔になりながらちさろは言った
「コエー 」
その場で一部始終を見ていた根元はちさろと同じくらい真っ青な顔になっていた
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