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「言い過ぎじゃないか?嵩宗」
薫が出ていくと、奥の部屋から書記の賢十が、苦笑しながら出てくる
最初からいたのだが、出て行き難い雰囲気だった為、そのまま奥の部屋に待機していたのだ
「…………そのおかげで部屋から出れただろ
感謝しろ」
嵩宗は、いそいそとパソコンを操作しながら言う
その返答に、賢十は呆れ顔でため息をつき、自分のデスクへと戻る
「嫌われたらどうするんです?那智みたいに」
「あ?」
「ずっと口聞いてもらえなくなっても、俺達は協力出来ませんからね?」
パソコンを起動させながら言う賢十
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