PROLOGUE

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「……………この際だから、言うけど………… 僕…………あの事件のあとから、那智と付き合ってる」 「…………う、………ん………」 薫は、漸く体が止まり、真っ赤な顔でゆっくり頷く *…………なんか、友達が誰かと付き合ってるって聞くの…………ハズイかも………… 「なんで真っ赤?………まぁいいけど、………………まだ言ってないんだ…………」 「………何を………?」 ドキドキする 「……………好きって」 「…………っ////」 薫は、静かに目蓋を伏せながら言い放つ輝劉に、色気を感じてしまい、余計真っ赤になる 「…………僕、那智から付き合おうって言われて………頷いたけど…………まだ好きかどうかはっきりしないから、 来年の、就任発表会までに、はっきりさせて、もし、 好きになってたら…………… 指輪を渡して、好きだって………言おうとしたの んで、……………薫に、ちゃんと、幸せになって、那智のいた世界に…………入ったよって……………知らせたかったんだ」 苦笑しながら、輝劉は言い放つ 薫は、衝撃的な告白を受けたのだった……………
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