367人が本棚に入れています
本棚に追加
「……………この際だから、言うけど…………
僕…………あの事件のあとから、那智と付き合ってる」
「…………う、………ん………」
薫は、漸く体が止まり、真っ赤な顔でゆっくり頷く
*…………なんか、友達が誰かと付き合ってるって聞くの…………ハズイかも…………
「なんで真っ赤?………まぁいいけど、………………まだ言ってないんだ…………」
「………何を………?」
ドキドキする
「……………好きって」
「…………っ////」
薫は、静かに目蓋を伏せながら言い放つ輝劉に、色気を感じてしまい、余計真っ赤になる
「…………僕、那智から付き合おうって言われて………頷いたけど…………まだ好きかどうかはっきりしないから、
来年の、就任発表会までに、はっきりさせて、もし、
好きになってたら……………
指輪を渡して、好きだって………言おうとしたの
んで、……………薫に、ちゃんと、幸せになって、那智のいた世界に…………入ったよって……………知らせたかったんだ」
苦笑しながら、輝劉は言い放つ
薫は、衝撃的な告白を受けたのだった……………
最初のコメントを投稿しよう!