ダレの為?

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「…………で?お前は、何が言いたい」 放課後、輝劉と別れて生徒会室に来た薫 会長である嵩宗は、1人自分の席で仕事をしていた 邪魔しないようにと、近くのソファーにゆっくり腰掛けながら、静かに今日の事を話した しかし、嵩宗はパソコンを打つ手を止めずに、言い放つ 「何がって…………だから、どうすればいいかなって…………相談しに来たんだけど…………」 薫は、投げ遣りな嵩宗の言い方にムカッとしながらも、応える その応えに、嵩宗は軽くため息をつく 「そんなもの、2人の行動次第でどうにでもなる 第三者が首を突っ込む必要はない」 「けど「薫、」………なんだよ」 あんまりな言い様に、薫は、反論しようとするが、名を呼ばれ、止められる
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