228人が本棚に入れています
本棚に追加
/22ページ
亮「なんやって?」
『いや、後でかけなおすって』
亮「ふぅん。行く?」
『おん』
そうして俺は彼女を少し気にしながら
大分巡りをした。
亮「なんやろな」
『ん?』
亮「彼女。なんか言いたいことあるんやない?」
『分からん』
亮「そう言っときながらお前めっちゃ気にしとるやろ」
『…‥;』
亮「あんま強がんなや」
『分かっとるけど』
亮「お前からちゃんと聞くんやで?何があったか」
『おん』
亮「不満な気持ち持ったままコンサートに持ってくなや?お前すぐ顔に出るんやから」
『…おん』
亮ちゃんは彼女よりも俺を知っとる。
彼女と続いてるんは亮ちゃんのおかげでもあんねんな。
その日の夜。
俺は亮ちゃんの言った通り
自分から電話をかけた。
.
最初のコメントを投稿しよう!