心境変化の訳

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「あ、お義母さんもう出ますか?お気を付けて」 笑顔で緩やかな見送り。 いつもの風景。これからも続くはずだった、情景。 あの頃の私は、あの娘と話をすると疲れるとしか思っていなかった。何も理解しておらず、何も理解しようとしなかったのだ。 あの娘がとれだけ、私に尽くしていた?めったに帰らない息子のかわりに気をつかってくれるのは、生涯あの娘しかいないだろう。そう言い切れる自信が、私にはある。
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