第一章)入学式

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誰かさんがしゃべり続けてくれたお陰で、いつの間にか入学式の時間に。 出席番号順に並ばされたから、俺の隣は奈々だった。 やっぱりどこの学校も校長の話は長い。 「「ハァ…」」 思わずため息をつくと、隣からも同時にため息が。 ん?と隣を見ると奈々も目をぱちぱちさせてこちらを見ていた。そして、顔を見合わせた俺と奈々は同時に吹き出して、必死に声を抑えて笑った。 笑い終わった頃には校長の長ったらしい話しも終わっていた。 そして、次は新入生代表のあいさつ。 .
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