プロローグ

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狩弥の横にいた使用人は無表情のまま星夜の手を荒々しく掴んだ 真美「あなた!!いくら何でもそれは」 狩弥「異論は認めん!連れて行け」 そして星夜は使用人に連れられ牢に行った そしてその日からは幼い星夜にとって地獄だった 毎日のように狩弥が牢まで来て暴力を振るった そしてそれは日に日に酷くなり魔法を当てられまでになった そんな星夜にも心の支えがあった それは妹と母親の存在だ 二人は夜中にこっそり来てくれた 真美は涙を流しながらいつも「ごめんね…守ってあげられなくて」と言いながら傷ついた星夜に回復魔法を使ってくれた そして狩弥に暴力を振るわれるなか幼い心はいつしか復讐に捕らわれた そして星夜が監禁されてから三年後のある日 いつも通り狩弥が牢にきた そしてその狩弥を星夜は睨みつける 狩弥「チッ…今日はお前に報告がある」 星夜の態度が気に入らなかったのか狩弥は舌打ちをして続ける 星夜「俺を捨てるんだろ?」 狩弥「そうだ 何か言いたいことはあるか?」
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