片想い

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翌日四時間目体育 体育の時間、男子は教室、女子は別にある更衣室で体育着に着替える。 俺は平静を装っていたが頭のなかは谷口と弁当を食べる事しかなかった。 たんに弁当を食べるだけだが緊張するな………。 「ぅわ!きもー!」 「お前もやん!」 「なにこれぇ!」 教室前の方で着替えていたいつもうるさいグループが体育着をめくってお互いの腰のあたりを見ては騒いでいる。 すると近くにいた何人かも互いに腰のあたりを見合っては 「お前もやん!」 「お前ないやん。なんで~やぁ!」 さして興味もなかったがそいつらの言うには同じ場所に気味悪いアザがあるらしい。その時ちらと見えたがピン球ほどのアザだ………。 しかし授業が始まり準備体操の時にはっきりとそれをみた。 俺の前にいた奴が上半身を前に折ったはずみで上の体育着がジャージからはみ出たのだ。 ぱっとみは丸いアザに見えるが、よく見ると糸くず…いや、ミミズが絡まりあっているような感じ。アザというより入れ墨といった感じだ。 (これが何人も…?)
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