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手紙を読み終わるには
そう時間はかからなかった
神から、らしい
僕は全く信じてないけど
取り敢えず
手紙の内容を要約すると
――――――――…
・僕はここで過ごさなければ
いけないという事
・家は自分で買わなければ
ならないという事
・この地図は
神様の部下が経営している
不動産屋を示しているという事
・お金はこちらの口座に
無制限に入っているという事
・ケータイは新しいものを
買わなくてはならないという事
・好きに動いていいという事
・原作の始まる三年前だという事
・まだ僕は小6という事
――――――――…
僕がこちらに来た理由は
書かれていなかった…
まぁその内分かるだろう
それと僕の体が
妙に小さいと思ったら小6なんだ
つまりは三年と
同い年になるのか…
『(…何とかなるな)』
深く考えない事にした僕が
後ろを振り返ると
鋭い視線が体を射った
それもそうだ…
いきなり現れたし
喋り終わる前に
紙を読み始めたしね
ん~…
逃げるのが得策じゃ無いかな?
…そうだろうな
色々めんどくさいし…
それに何より
『(ヒトに関わりたくない)』
僕はその視線を極力無視して
そこを立ち去ろうとした
~響side end~
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