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入社後3ヶ月が経った。あの給湯室以来、遊と夢菜は過去の話になるような事はしていない。
表面上は優しい上司と気の利く部下とゆうところだ。
「上条さん、コピー終わりました。次はこれをまとめたらいいですか?」
「近藤さん早くて助かるわ」
笑顔でのやり取り。
「みんな、やっと仕事が落ち着いてきたから歓迎会をしよう」
朝のミーティングで高橋が言った。
「幹事は荒垣に任すか!」
みんなの視線が荒垣にいく。
「僕ですか」
いきなりの事で動揺しているようだ。
「頑張ってね、荒垣君」
遊がちゃらかす。
逃げ場がないと観念した荒垣だった。
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