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白い人物の手がネームレスの頭に乗せられると、何やら物凄い情報が頭のなかに入ってくる。
そして、何故か体中に激痛が走った。
「ギブ!!ギブ!!!!」
「向こうの知識は与えた。ついでに環境に適した身体にもしてやった」
「し、死ぬかと思った…」
まだ痛む頭を抱えると、白い人物は何やら小声で唱えている。
そして
「後はネームレス、お前次第だ。世界を導くか、滅ぼすか」
「え?」
ネームレスの足元に魔方陣が浮かび上がる。
「もう【見放された世界】だ。好きにしろ」
「それってどういう――――」
また光がネームレスを包み込み、再び意識を失った。
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