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「いってぇな!!せっかく陰のある主人公になろうとしていたのに邪魔すんじゃねぇよ母ちゃん!!」
少年はうっすら涙を浮かべながら痛む頭をおさえ、後ろで仁王立ちしている母親を睨み付けた。
「あんたに陰のある主人公なんてできるわけないでしょうが!!」
「つーか何で部屋に入ってるんだよ!!不法侵入だ!!」
「ご飯なのにさっさと来ないからでしょ!!いらないならいいけど」
「すいませんでしたぁ!!」
素早く土下座すると、母親は呆れたように笑い
「あんたって子は、本当に父さんそっくりね」
と、呟いた。
「なぁ、母ちゃん」
「ん?何?」
テーブルをはさみ向かい合って食事をする2人。
少年は母親にどうしても聞きたいことがあった。
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