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「ねぇ、バンビ!!」
「ば、バンビ!?」
「そう!背が小さいからバンビ!!」
「勝手に決めんな!!」
バンは早歩きでラキからどんどん離れる
「待ってよ!!バンビ!」
「もう何でついてくんだよ!!」
「だって…行く宛がないんだもん…」
バンは立ち止まる
「…お前…故郷は…?」
「ない…焼かれた…」
「両親は…?」
「死んじゃった…」
バンは少し止まる
「んじゃ、俺と一緒に来るか?」
「うん!!」
バンはいきなり妙に優しくなり、バンとラキの冒険が始まる
~歩き始めて数時間後~
「ねぇ、今どこに向かってんの?」
「ん!?“ビルカ”って言う町だ」
「ビルカ?…」
「あぁ、俺の仕事場がある!」
「仕事場って…何してんの?」
ラキは興味津々で聞いてくる
「まだ言ってなかったっけ?俺の職業は討伐専門のハンターだよ」
「討伐専門?」
「そう!討伐専門・採取専門・捕獲専門のハンターで一緒に協力し合っていくんだ」
「ふーん、アタシも入っていいかな?」
「え!?いいけどなんか出来んのか?お前…」
「討伐はあれだけど…捕獲や採取はアタシでもできそう!!」
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