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そんな雷人がいつも通り、夜に1人でゲーセンへと向かっている時に中学生ぐらいの男が雷人にケンカを売るような言葉を言った。
男A「あかん、このママチャリのライト潰れてるわ。」
男B「アッ、アホ!前を見てみろ!」
目の前にはママチャリのライトの異名を持つ雷人が立っていた。
雷人「ほほぅ、小僧。この俺に向かって潰れてるとはよく言ったな。」
男A「い、いや、あの…その…。僕の自転車のライトが潰れちゃってて…。」
雷人「言い訳するとはなかなかの小僧やな。どれどれ?」
雷人が男Aのママチャリのライトを確認した。
雷人「これ、潰れてとるやんけ!」
男A「だから言いましたやん!困ってんすよ!」
雷人「そんなら俺のライトやるわ。」
彼は意外に優しかった。
そして雷人は自分のライトを男Aに渡して無言で格好良くその場を去りました。
男の子は雷人から貰ったライトをしっかりと強く握り締めていました。
…光ライターを。
ハッキリ言って嫌がらせです。
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