交わる2つの線

5/19
前へ
/54ページ
次へ
するとゴブリンの後ろから奴の仲間がわらわらと出て来た。そして全員一斉に跳びかかってきた。 ちょっと面倒かもな... 「ギャーーー!!」 「¢£φψБФЮЯШЕυ...風障壁!」 シロンの前へ割り込むと腕を横へ振るう、すると突風が発生しゴブリンたちを薙ぎ払った。 「君、名前は?」 「篠宮 シロンだ。」 ゴブリンたちは、懲りず再度襲い掛かる。 「俺は、高月 ハヤト! んじゃぁシロン、チャッチャとコイツらを片付けるぜ!」 「わかった!」 シロンは片手を柄に、もう片手を鞘を握り居合斬りで横に一閃、数匹を斬り捨てた。 ハヤトは、彼の右手に着けていた指輪を光らすと鈎爪が現れ、それを腕に装着した。 「青き閃光、術式装填!」 腕が「バチ、バチ」と放電し鈎爪に雷がコーティングされた。そして、ゴブリンを切り裂いて行く。 「やったか?」 するとハヤトは、放電する手をシロンにかざした。 「うお、何のつもりだ!?」 驚きのあまり後ろずさむシロン。そして、彼にかざす手の光が一層高まった。 「術式解放!」 するとハヤトから青き雷光が放たれた。シロンは、咄嗟に目をつぶり腕をクロスさせる。 しかしその雷光は、シロンの顔の横を走り後方のゴブリンに直撃したのだった。
/54ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加