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綾の当たり前な意見を聞いて、幸二が何故自分をハーフと言うのか、その理由の説明会を開く。
「綾の言うハーフの定義は違う国の人が結婚して生まれたのがそうだと言うんだよね?」
「そうよ」
自身の提唱した意見そのものだから、幸二の言葉に同意する。
しかし、それでも地球は回ってるの如く、幸二は自らのハーフ説を主張した。
「それなら、やっぱりボクはハーフじゃないか」
「だからぁ、アンタの両親は同じ国同士でしょう? 違うじゃない! なのにどうしてそうなるの!? 言い張れば主張が正当化される訳じゃないのよ!!」
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