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「激しいビートでチミを誘う」
「……」
「激し過ぎるビートでチミを誘ってんの!」
「………………」
無視を貫く綾の態度にムキになり、マラカスとタンバリンを乱舞させる幸二。
人の嫌がる事を進んでやる彼の経験上、いつもならこの辺りでなにかしらのリアクションは起こるのに、綾は何の反応も示さない。
こうまでスルーをされると、ボヤだったイタズラ心が燃え盛りだし、幸二は自らのバカさ加減をランクアップする。
事情を知らない外野からしたら、パトカーか救急車を呼ぶか? レベルまで。
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