究極の対決! セクハラ王子VSオオカミ少女

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 「あのさぁ、さっきから、五月蝿いんだけど」  遂に山は動く。  滑り続けていた幸二は報われた苦労に内心ガッツポーズ!  しかし綾に完勝して、彼女の問題に干渉すると言う少しダケ間違った目的を思い出した幸二は、その勝利を確定させる申告を綾にし始める。  それはまだオチビのクセにこのプレイボーヤは鼻で笑ったかと思えば、右手を広げて顔を隠すキザなポーズを取り、歯の浮きそうなキモいセリフを綾に向けて行う。  「やっと振り向いてくれたね子猫ちゃん。今回ボクちんの勝ちだから、キミはボクの言いなりに成らなければならない事を理解出来なくても、理解するのだよ」
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