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ちょっと脱線していい？(笑)
俺が小学校低学年までは、ウチ､ホントに貧乏だったんだよ。
小学校上がる位まで家に風呂無かったからね。
週に一回、俺､親父､兄貴､お袋の順にカブに4人乗りで親父の実家に風呂借りに行ってたんだよ(笑)
当たり前に車なんて無かったし。
我が家に風呂がやってくるまでの最後の1年は、歩いて10分位の所に親父の妹夫婦が越して来て、ここで風呂を借りる事になる。
俺はいつもｽｯﾎﾟﾝﾎﾟﾝにﾊﾞｽﾀｵﾙ巻いて国道を歩いて通ったなぁ(笑)
その後我が家にやって来た風呂ってのが､どっかからもらって来た木の風呂桶。
バーナーみたいなのに火を着けて､風呂桶の下に突っ込んで直接沸かす感じ。
ちなみにテレビもどっかからもらって来た白黒テレビ。
4本足の上に箱が乗ってるヤツ。
これぞ「The･昭和」って感じ(笑)
冷蔵庫は小っちゃいヤツで冷凍庫なんて無い。
だから氷なんて作れないよ。
たま～にアイス(ピンクのかき氷)買って来ても、
「溶けないうちに食え～！」って(笑)
そんなウチの親父は大酒飲みのろくでなしだったかって？
とんでもない！
元々喧嘩っ早くて気の短い人だったけど、義理人情に厚くて､そのくせ家族には愛情表現が下手で、口より手が早くて、お袋の事が大好きなのに浮気ばっかりして(笑)
よく1人で飲みに行っては朝帰りして。
でも朝は必ず起きて仕事はキッチリやる職人。
でもやっぱり大酒飲みで(笑)
♪親父みたいなよ 酒飲みなどに ならぬつもりが なっていた♪
(望郷酒場:千 昌夫)
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