大脱走!! 6

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いよいよ川に降りた。 海はどっちだ? いくら方向音痴の俺でも分かるよな。 下流へ下流へ。 この頃になると、さすがに子供だよ。 みんな何となく楽しい雰囲気になってきた。 「スタンド・バイ・ミー」だ! 最高の気分! ワクワクが止まらない! 30分位歩いた頃に突然閃いた! 俺「全員裸になれ!」 またまた一同ポカン(笑) 真っ先に俺がフルチンだよ。 みんな脱がない訳にはいかないよな。 全員がスッポンポンになった(笑) 裸になるとヨシオのポコに毛が生えている事が判明した! しばし観賞会&討論会を開いているとワタコウが口を開いた。 「実は俺も生えてるんだ!」 みんなで覗き込む。 俺「生えてねぇじゃん!」 ワタコウ「そこじゃなくてこっち!」 おもむろにキャンタマ袋を引っ張って裏側を見せた。 長い毛が3本、風にひらひら揺れている。 ・・・ 「ギャハハハハ!!!」 大爆笑! 俺「それはチン毛じゃなくてタマ毛だろ!」 またまた爆笑! ワタコウは苦笑いしてる(笑) そんな俺のポコに毛が生えるまでには、まだまだ後1年の時を要する。 チン毛についての爆笑討論会が落ち着いたところで、 俺「全員山に行ってでっかい葉っぱを1枚づつ取って来い!」 もちろん俺も取りに行ったよ。 なるべく大きくて、色形がカッコいいヤツ! すっ裸のガキ17人が山に入って行く(笑) 全員が葉っぱを持って河原に戻って来た時に俺の考えを伝えた。 俺「服はここに置いて行く。 今から俺達の服はこの葉っぱ1枚だけだ! 家族も捨てる! 今日からは俺達だけで生きて行くんだ! 嫌なヤツは帰れ!」 一同 総唖然だよ(笑) 唯一ナツキだけが 「ヒャッホー!さすがヒロシちゃん!」 結局、全員がアメリカ行きを承諾した(笑) 俺の中で、アマゾンかどっかの裸の部族のイメージが思い浮かんだんだよな。 あいつらどうやって葉っぱ着けてんのかな? セロテープ無ぇし。 !!! 葉っぱの真ん中に指で穴を開けた。 その穴にポコを突っ込む。 うん、良い感じだ! 俺「これ見ろ!全員やれ!」 ・・・ 「マジで?(汗)」 「隠れてねぇし(涙)」 全員が葉っぱを装着した(笑) さぁ、海に向かって出発だ! 全員で「ガンバの冒険♪」を歌いながら歩きだした。
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