大脱走!! 11

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服を着て歩き出す少年裸族。 ハヤシだけはノーパンだ(笑) 歩きながら、誰かが後ろからハヤシのズボンを引きずり下ろした。 慌ててポコを隠すハヤシ。 俺達には既に隠し事など存在しないはずなのに・・・ 何故隠す?ハヤシ!(笑) 途中2人が追加でゲリ便を垂れた。 石投げ大会も忘れない。 またまた大盛り上がり(笑) ケツは葉っぱで拭かせた。 後で痒くなりそうな毛の生えた「しそっ葉」みたいなヤツで(笑) 学校までの道のりを歩きながら、今日1日(半日)の冒険を口々に語る。 誰もが雄弁だった。 俺達が通る道々でセミがうるさい位に鳴いていた。 歓声の中を凱旋パレードしているような錯覚に陥る。 時間は午後3時を回った頃か? 俺「まだ給食残ってるかなぁ?」 なんて、「心配はそこかよ?」ってツッコみたくなるよな(涙) いよいよ学校に到着したが、何故か不気味な程に静まり帰っている。 後で聞いた話だが、俺達が事件や事故に巻き込まれた可能性もあるとして、生徒は全員集団下校させられていた。 先生達は俺達を捜すのに必死で、他の生徒の面倒までは見れなかったらしい。 陽が落ちてきたら110番するつもりだったと聞かされた。 校舎の中に入り1階の便所へ。 ションベンをするヤツ。 ゲリ便の続きをするヤツ。 その個室を下のすき間から覗いて爆笑するヤツ。 何故か指相撲をしているヤツら。 ナツキは得意のツバ風船を飛ばしている。 そのツバ風船を一心不乱にボレーシュートしている俺。 子供って、何ておバカで素晴らしい生き物なんだろう! 便所で騒いでいると、C-3PO(シー・スリー・ピー・オー)と異名を取ったツルピカハゲマル教頭先生が入って来た!
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