お坊さん

10/14
前へ
/1255ページ
次へ
すると お坊さんの歩みが止まりました。 こちらに伸ばした血だらけの手も 私の頭に触れるか触れないか位で ピタリと止まりました。 恐る恐る、顔を上げると ニヤニヤと笑っていた表情は一変し、 綺麗な顔で微笑んでくれました。 そして、ポツリと一言。 「ありがとう…」
/1255ページ

最初のコメントを投稿しよう!

21114人が本棚に入れています
本棚に追加