開始

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「俊、もしかして……」 凛紀と並んであるいていた少年が言った。 こちらも小柄だが、納得できる顔立ち。 そして凛紀と対照的な雰囲気を持っていた。 「光輔、入ったぜ。新入生や」 光輔と呼ばれた少年は嬉しそうに笑ってこう言った。 「えっと、二年の高月光輔(たかつきこうすけ)です。因みにキャプテンやってるんで」 俊二はその後に 「井上と沖田やで」 と紹介した。 「「よろしくお願いします!!」」 慶哉と翔汰は頭を下げた。 「ヨロシク。あのさ、二人は凛と知り合いなの?」 ふいに、キャプテンは聞いた。 二人は凛紀の顔を見る。
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